むかしむかし、
と言うほど遠くはない1997年。
一人の男が、家族とともに

これからの暮らしを
考えていました。
結婚して二年。まだ見ぬ未来には、
喜びもあれば不安もあります。

そんなとき、頭によぎったのが
「万が一に備えて、
自分の会社を持っておいた方がいい」
という言葉でした。

大きな夢や野心が
あったわけではありません。
ただ、家族を守り、
責任を果たすために
会社は静かに生まれました。

その会社には、名前が必要でした。
選ばれたのは「祥恵」という二文字。
家族の名から一字ずつ取り入れた、
あたたかな名前でした。

当時は、深い意味を
語れるほどの覚悟が
あったわけではありません。

けれど後になって、
「祥」という字がお供え物を象った
文字だと知ります。
世に差し出す恵み。

巡り巡って返ってくる幸い。
その名は、時を経て、会社のあり方
そのものを表す言葉へと
育っていきました。

会社は順調に成長していましたが、
心のどこかに
ひっかかるものがありました。

「この仕事は、世の中と
どうつながっているのだろうか」
そんな折に出会ったのが、
盛和塾での学びでした。

稲盛和夫氏の言葉、
仏教や東洋思想の教えに触れ、
「当たり前の中にこそ、
幸せが詰まっている」
ということを知ります。

人が変われば、会社も変わる。
その気づきが、
「人を創り 社会を創る」
という言葉へと
つながっていきました。

不動産の賃貸業として
スタートした会社でしたが、
次第に自然と仲間が集まり、
役割が生まれてきました。

想いを伝える広告の仕事。
人を育てるスポーツの仕事。
暮らしと環境を守る不動産の仕事。

どれも計画通りではありませんが、
事業が増えたのは、
「託せる人」が現れたから。

会社は、人とともに必要なときに、
必要な形で広がっていきました。

SHOUKEIが
何より大切にしているのは、
「人を創る」という考え方です。
ここで言う“創る”とは、
自分らしく生きる力に気づくこと。

仕事を通して、人は磨かれ、
育っていきます。

会社は、そのための学びの場であり、
失敗しても立ち上がれる場所。

人が育てば、事業も社会も、
自然と整っていくと信じています。

SHOUKEIが目指しているのは、
世代を越えて受け継がれていく
“場”であること。

若い人が集い、語り合い、
新しい挑戦が生まれ、
また次へと渡されていく。

会社は生きもののように、
変わり続けていきます。

しかし、「人を創り、社会を創る」
という問いだけは、
これからも変わることなく、
私たちの中心にあり続けます。

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